それは、おいしさが認められた
わずか11%の特別なコーヒーです
スペシャルティコーヒー
国際カッピング基準のスコア80点以上
流通しているコーヒー豆の11%です
- プレミアムコーヒー
多くの喫茶店で使用されており、ブルーマウンテンやキリマンジャロなど生産地が限定されます - コマーシャルコーヒー
スーパーなどで売られている、もっとも消費量の多いコーヒー豆です - ローグレードコーヒー
安いレギュラーコーヒーや缶コーヒーなどに使用されています
スペシャルティコーヒーについてもっと詳しく
◆スペシャルティコーヒーの定義
スペシャルティコーヒーとはどんなコーヒーか、日本スペシャルティコーヒー協会は次のように定義しています。
消費者(コーヒーを飲む人)の手に持つカップの中のコーヒーの液体の風味が素晴らしい美味しさであり、消費者が美味しいと評価して満足するコーヒーであること。
風味の素晴らしいコーヒーの美味しさとは、際立つ印象的な風味特性があり、爽やかな明るい酸味特性があり、持続するコーヒー感が甘さの感覚で消えていくこと。
カップの中の風味が素晴らしい美味しさであるためには、コーヒーの豆(種子)からカップまでの総ての段階において一貫した体制・工程・品質管理が徹底していることが必須である。(From seed to cup)
具体的には、生産国においての栽培管理、収穫、生産処理、選別そして品質管理が適正になされ、欠点豆の混入が極めて少ない生豆であること。そして、適切な輸送と保管により、劣化のない状態で焙煎されて、欠点豆の混入が見られない焙煎豆であること。さらに、適切な抽出がなされ、カップに生産地の特徴的な素晴らしい風味特性が表現されることが求められる。
つまり、素晴らしい風味があっておいしいコーヒーということになります。
どこで誰がどのように作ったのかが追跡できること(=トレーサビリティー)、適切な管理がなされていることも特徴です。
◆スペシャルティコーヒーの評価方法
スペシャルティコーヒーは、コーヒーの判定方式として主に使用されてきた減点方式ではなく、加点方式で評価されています。
加点方式で評価することによって、品質の高さや豆が持つ個性が評価されやすくなっています。
ここでは、評価方法の一つであるカップオブエクセレンス(最も有名なコーヒー豆の品評会)の評価方法をご紹介します。
- クリーンカップ(カップの綺麗さ)
雑味や欠陥豆の嫌な味がなく、綺麗な味わいかどうか - 甘さ
コーヒーに甘さがあるかどうか - 酸味
心地の良い酸味があるかどうか - 口に含んだ質感
口に含んだ時に感じる舌触りの質が良いかどうか - フレーバー
風味(味覚と嗅覚、香りと味)が豊かかどうか - 後味の印象度
飲み込んだ後、口の中に感じる香りや味が良いかどうか - バランス
突出しすぎている味はないか、欠けているものはないか
心地の良いハーモニーが感じられるかどうか - 総合評価
そのコーヒーの全体的なイメージを評価
こうした国際カッピング基準で80点以上のスコアを得たものがスペシャルティコーヒーと呼ばれます。